虫眼とアニ眼

子どもからも大人からも絶大な人気を得ている宮崎駿さんと

人体を初めて輪切りで解剖し、それを一般にも公表して驚かせた

養老孟司さんが保育園を作った。

どんなつながりかとびっくりするが、養老さんはもう長いこと、ある

保育園の理事をされている方で、ともに子どもに関わる仕事。

お二人は対談をきっかけに大変仲良くなり、この虫眼とアニ眼

と言う本を出された。この本にはお二人の子どもへの思いがい

っぱい詰まっている。絵もたくさん入っていて、懐かしくもあり、

見ていて楽しい。

その中で子どもの育つ環境についてどんなものがいいのかが

具体的に描かれている。

それが現実になったらどんなに素敵か、実現してくれる人はいな

いかと切望してしまう。

それに似た環境は宮崎アニメにも沢山出てきていいる。

何気に宮崎さんは皆にメッセージを残しているわけだ。

保育園は町の一番よいところに作ってあげる必要がある。

だれでも入れる、いつでも来たくなる保育園。

保育園の中はでこぼこだらけ。

一番まん中で一番低いところにキッチンを。

かけ登ったり、滑り下りたり、その周りでチャンと課題だってし

ている。泥んこ、縄結び、包丁、ナイフ、火、はさみに針、だって

使わせる。

親が手と口を出さなければ子どもたちはすくすく成長する。

そしてその隣にはホスピスを、子供たちが自由に出入りをし、関

わる中で、お年寄りも子どもたちも元気になる。

家に帰りたがらない保育園を作ろう。

この面白い街がこの本の中に描かれている。

何故この本と巡り合ったかと言うと、保育園を作りたい夢を持って

いた私に、養老孟司さんの大ファンである息子がいい本があるよ

と言って手渡してくれたのだ。このお二人の意見は私の思いと大

変重なるところがあり、この一冊は大好きな本になった。

私たちの社会の中で欠けているものは何だろう?

子どもをどうやって育てていくのがいいだろう?

今子育てをしている方にも、保育の仕事をしている方にもぜひ

読んでほしい1冊です。

ジブリの世界の見方も広がるかもしれませんよ。

横浜市認定保育室 矢向つぼみ保育園
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