その気になる1歳児・・だから楽しい!

避難訓練の後、保育園へ帰るとき歩いて帰る子とワゴンに乗って帰る子と分けていると

最近歩き始めた子2名も自分も歩きたいよ~と泣きのアピール。

15名の1歳児に対し6名の職員がついてあげられたので、それじゃあ、ゆっくり歩いて

帰ろうかということになりました。

どこかで疲れてワゴンに乗ることになるだろうと思っていましたが、なんのなんの。

歩くことが楽しくて、みんなから少し離れましたがしっかりと小学校から保育園まで15分間の

道のりを歩きとおしました。

そのあとも元気元気、ご飯もしっかりと食べることが出来ました。

それから、もう一つのグループはおしゃまな女の子2人と男の子1人の歩くことに慣れている子たち

先ほどのよちよち歩きの子たちを見守るつもりで最後尾に私と一緒に歩いて帰った時のこと。

数歩歩くと、家々の玄関前などに咲いている花や草に目をやり、触ったり歌ったり、楽しいお散歩

が始まりました。

私は子供たちと手をつないで歩きながら歌を歌うのが大好き。

一人だったら絶対に歌いながら歩かないのに、子供と手をつなぐと恥ずかしくもなんともない。

子どもたちも私が歌うと必ず歌いだす。

楽しいひと時になります。

猫じゃらしを見つけた子が手のひらをなすり付けるように遊びだす。

みんなも真似して遊びだす。

男の子は手を出したいけど、引っ込めてはまた出そうとして、なかなか触れない。

そうしているうちに女の子が1本引っこ抜いた。

つ~かま~えた!

するともう一人も引っこ抜く。

へ・へ・へ・

同じものを手にして嬉しそう。

男の子はというと、猫じゃらしを顔につけられてくすぐったそう。

とれないことを一人の女の子が気にして取ってくれる。

でも、自分でとりたくて受け取らない。

近寄って、しゃがんで、でもとれない。

日の良く当たる道すがら、最初はいい気持だったけれど、さすがに暑い。

う~ん、私のほうがばてそうだ!

さあ、行こうか

またまた、歌いながらながらしばらく行くとエンスト。

そうか、疲れた?と聞くとこっくり。

それじゃあ、休んでいこう・・3人が座り込んだ。

風が吹くとそよそよと気持ちがいい。

あ~いい気持だねえというと、「気持ちいいね」と。

一人が言うと、また一人気持ちいい~と。気持ちいい~の合唱

先ほどのよちよち歩き軍ははるか向こうへ・・

さあ、出発しようということでまた歩き出したが、また数歩歩くと、今度はまた戻って

いきそうな気配。

これは大変だ・・何とか前に進めようと、トトロの歌を歌いながら面白く行進などしてみせると、

のって来た、のって来た。

ほっ!

両手を大きく振りながら3人が楽しそうに歩き出した。

床屋の前で、止まって商店街に突入。

今度目指すところは八百屋まで。

何があるかな~と、八百屋の歌を歌いだすとまたまたのって来た。

さて、何があるか見てみようのお約束をしたので、これはな~んだ!でしばらく遊ぶ。

ばなな、りんご、ぶどう・・いっぱい。

そろそろおなかもすいたでしょ。

さあ帰ろっか、次に目指すはトトロまで、

ところが、歩きだしてまた数歩で今度は一人がくねくねくね、よれよれよれ~。

さあ困った、疲れて歩きたくなくなったらしい。

抱っこで帰るには3人もいるし、私も腰に自信がない。

さあ、どうするか考えながら、あれ~お化けちゃん見つけた・・お化けだぞ~と、手を前に出して

お化けの真似をしながら遊びだすと、またまたのって来た。

疲れは嘘のようにお化けになって走り出した子供たち。

自動車の通らない商店街でよかった。

それで、かなり前進。

その気になりやすい1歳児、おもしろい面白い。

よれよれしながらお化けになってやっと園に到着。

見守るどころか、最後っ屁になってしまいました。

でも、歩くのやだ~と泣くこともなく、のんびりとしたお散歩を楽しむことが出来て

久々、子供たちとの散歩を楽しんだなあという充実感を味わったひと時でした。

時間にとらわれずに、子供に合わせて過ごすって楽しいです。

いつもよりちょっと時間が遅くなってしまっても、しっかりとご飯も食べられて、気持ち

よく過ごせたことを考えると、こうしなくちゃダメと大人がイライラしたり、早く早くと

急がせたりするより、ずっと気持ちの良い楽しい時間を過ごせる。

これは家庭での過ごし方にも通じることでもあるし、もちろん保育園の保育にも通じること。

いつも通り・・大人が思う時間通りに進めたいという気持ちはかえって子供の気持ちを損ねてしまう

ことが多いのだろうなと思います。

いかに子どもをその気にさせるか・・きっとそれは子どもの気持ちになって感じてあげないと

難しいのだろう。

大人目線では、納得しない1歳児。

わかってわかっての1歳児。

その気持ちを知りつつその気にさせていくには、子供目線の遊び心を大人も感じることが大事

なのでしょうね。

横浜市認定保育室 矢向つぼみ保育園
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