ある日の2歳児

5月後半から熱を出す子、胃腸炎、溶連菌と体調不良の子が相次いだが

やっと元気に戻りつつある。

1歳の時は自我を主張することが少なく、ふぉあんとしている子が多かった今の2歳児

1歳後半でやっとやだやだが出始め、今まさにその真っ最中。

言葉の発達と、感情の発達を同時に伴っての自己主張、なかなか手ごわい。

ある日の一コマ

電車を悠々と走らせ楽しんでいる。

この遊び方みんな好きですね。

顔と電車の距離が近いね~、もう夢中。

やりたい子がいっぱいなので少しずつ広げて広げて・・。

長くつなげたいからお友達のを取ってみたり、早く走らせ前の列車にぶつけるのが楽しい子、

いろんなことでトラブルに。

一緒に遊んでいる子が泣くと「あ~あ、泣いちゃってる」。

なんで泣くのか不思議なのか心配しているのか・・。

みんな揃って見ているところを見ると、気になっている様子ですよね。

泣く子の気持ちがわかってきてるようです。

広げて広げて・・・

ゆったりね。

 

トラブルにならないように離して一人ずつ遊べるようにしてみたものの・・。

 

なのに・・

なのに・・

なんで君たちは・・

くっつくの?

やっぱり一緒に遊ぶのがいいようです。

 

自我炸裂中の2歳児、気持ちを伝えられないもどかしさでトラブルも多い。

そんなある日の発見。

おもしろいものを見た。

登るのに苦労している子に、

手を差し伸べている

助けてもらった子が今度は手を差し伸べて

それを見ていた別の子も参戦してきて、遊びが広がる。

登る足を押しながら支えている子も。

まだ一人遊びの多い子も、なんでも思い通りにしたい子も、困るとすぐに泣いてしまう子も

そんなの関係なく、

つかまっていいよ~

早く手を出して~

そのお助けごっこを何度も繰り返している。

人助けの達成感を存分に味わい、みんなで遊んでいることが楽しくてしょうがない、

滑り降りては今度は

下に潜り込んで、みんなの中に入ることが楽しくてこの笑顔。

薄暗いところでの秘密の感じも興奮させる。

いっぱい遊んで疲れたね~

ゴロン

また一人くっつくようにゴロン

また一人また一人

あらあら、イモ洗い状態

本当に楽しそうでした。

 

振り返って考えると、大人の注意・禁止・指示の声がありませんでした。

もちろん滑り台を逆から登ろうとする子もいたし、人より先に上に上がろうと

する子もいたし、後ろに行列が出来ているのに滑らない子もいた。

でも、それをさらっと遊びの方向へと交通整理が出来ていました。

小さな子でもいらいらの感情は持っている。

誰かの泣き声、それに対応する大人の声・・。

いらいらは自分の不安感情につながる。

それがないからこそ、のびのび遊べていたのではないか。

担任曰く

「この子たちは遊べない子ではないです」

「よく遊んでいるからこそ・・集中して遊んでいる時こそ危ない」

だからこそ、そこで目を離せないと。

思えば自己主張が例年より半年遅かったクラス。

きっと子供たちが変わるのも、例年だと6月頃ですが、今年は夏が終わるころかな‥と、

そんな話を聞きながら思いました。

この滑り台を助けあって遊ぶことをしたのは8年目にしてこの子たちが初めてでした。

こんな遊びを楽しめる子たちですから、きっと面白いクラスになっていくでしょう。

この遊びを見ていて本当に胸が熱くなるものを感じました。

伝えずにいられないとはこのことか・・写真のアップも無事出来てホッ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

横浜市認定保育室 矢向つぼみ保育園
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